会長あいさつ
ごあいさつ
令和7年1月
筍楓会会長 廣嶋 義也
明けましておめでとうございます。
筍楓会会員の皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこと、誠におめでたくお慶び申し上げます。
昨年の我が国は長年続いてきた超低金利政策が終焉し、金利のある世界となりました。物価上昇は食品、日用品から建設資材、エネルギー関連等あらゆる分野、品目に及び、生活に大きな影響が出てきております。
地殻変動と地球温暖化は自然災害の頻発化と甚大化をもたらし、昨年は能登半島で未曽有の被害が発生しました。
県内では人口減少が加速度的に進んでおり、各業界における人手不足、担い手不足が社会課題となっております。
何かと重苦しい世相の中、パリ五輪では北都銀行バドミントン部のナガマツペアをはじめとする、秋田県勢の活躍と頑張りに “ 勇気と希望 ” をもらうことができました。
さて、フィデアグループのパートナーである北都銀行と荘内銀行は合併協議を行うことを昨年1月に発表し、2026年度中の合併に向け鋭意準備中であります。郷土の将来を見据えて、様々な角度より検討と議論を重ねた結果の経営判断であると理解しております。新銀行名や新銀行の頭取、本店所在地等、徐々に骨格が公表されてきております。今年創業130周年を迎える北都銀行は、歴史の大きな転換点に立っております。
変わりゆく時代の中で、筍楓会は今年結成70周年の節目を迎えます。昭和30年羽後銀行創業60周年の年に13名の諸先輩方で発足し、以来、昭和、平成、令和の三つの時代を通して、現在まで脈々と受け継がれて参りました。会員数は令和6年9月末現在712名となっております。現在の筍楓会の発展を思う時、歴代会長をはじめとする理事役員の皆様は勿論ですが、諸先輩方の弛まぬご努力に対し、敬意と感謝の念が堪えません。伝統を受け継ぎ、更に発展できますように、精進して参る所存であります。
令和7年の干支は「巳年」でありますが、正式には十干と十二支の組み合わせにより、60年に一度巡ってくる「乙巳(きのと・み)」というのだそうであります。 「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく」年だとされております。また「巳」つまり蛇は古くから神の使いとして大切にされてきた動物で、脱皮を繰り返すことで強い生命力を持つことから「不老長寿」を象徴しているとも言われております。
こうした謂れから、令和7年は、次のステージへ向かってスタートする北都銀行と結成70周年を迎える筍楓会に相応しい年だと思います。
会員の皆様には「不老長寿」にあやかり、今年の総会におきましては、昨年よりも更に多くの会員の皆様のお元気な姿に、お目にかかれることを楽しみにしております。
寒さはこれからが本番であります。会員の皆様におかれましては、健康に留意され恙なくお過ごしください。今年も皆様にとりまして素晴らしい一年になりますことをお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。